足底腱膜炎にミッドフットの歩き方は効果的なのか?

2022/08/04

皆さんこんにちは。
ミッドフット担当の岡田です。

先月ミッドフットシューズをご愛用して頂いているお客様からお電話を頂きました。
その内容は、
『足底腱膜炎に悩まされていたけど、この靴を履いて症状が軽くなった』
という事なのです。
実はお電話でのお客様だけでなく、以前からネットで購入された方からのレビューでも見受けられるのです。
(↓クリックして拡大すると見やすくなります)



このレビューは他のネットショップからの抜粋ですが、同じような書き込みがあと3件ありました。 この靴は医療機器ではないので病気を治す、症状を和らげるものではありません。あくまでも足に無駄な負担を欠けない歩行動作に誘導するものになります。しかしお客様が嘘をついているようには全く感じないので、すごくこのレビューには関心が出てきました。

そこで今回は足底腱膜炎とミッドフットの歩行動作について、私なりの見解をまとめてみたのでご覧いただければ幸いです。


足底腱膜炎とは?

まず足底腱膜とは?ですが、足の裏には踵から足指の付け根を繋げる腱膜という物があります。この腱膜は足裏に加わる衝撃を吸収するクッション的な役割を持ち、更には足を蹴りだす時のエネルギーに転換する役割も担っています。また土踏まずのアーチの形を支える重要な部分でもあります。


足底腱膜炎(足底筋膜炎とも呼ばれます)は、過度な負担が掛かる事で筋膜に傷が入り、炎症を起こして痛みが生じます。過度な負担がかかる原因としては主に以下の場合が多いです。

・陸上競技や長時間歩く事で繰り返し衝撃が足裏に加わる場合。
・立ち仕事によって常時足裏に負担が掛かり続けている場合。
・加齢により足のアーチが崩れ、腱膜の負担が大きくなる場合。


主な痛みと症状

荷重時に痛くなる箇所としては『踵に近いあたり』『中足部』『足指の付け根あたり』です。
特に多い事例は、朝起きて直ぐに最初の一歩を踏み出した時に痛みが生じる時の様です。初期段階では歩いているうちに痛みが治まる事があるので、そのままに放置する事が多く痛みが慢性化する場合もあるので注意が必要です。



ミッドフットで症状が軽減するのでしょうか?

ここからは私の考察になります。
上記の症状から考えるとミッドフットの歩き方が足底腱膜炎すべての人に適しているとは言い切れないと思います。ミッドフットシューズは『かかと接地を最小限にする』のが特徴です。これによりブレーキング効果も少なくなり、かかと一点集中で加わる衝撃は比較的小さくなります。これらの事から『踵に近いあたり』に痛みを感じる方は症状が改善する可能性があるかもしれません。

下記データは一般の靴とミッドフットシューズの歩行のデータです。縦軸が着地時の衝撃、横軸が歩行動作の時間経過です。これを見るとミッドフットシューズの方が足に加わる衝撃時間が短いことが分かります。これは着地~歩き出しの切り替えが早いことが言えます。その場合は足裏に衝撃が蓄積する時間も少ないと考えられるので、足裏の負担軽減、すなわち足底腱膜への負担も軽くなっている事が言えるかもしれません。


歩く事は日常生活では決して切り離す事が出来ない事です。
足のトラブルを抱えてしまう事で毎日の生活が一変してしまうかもしれません。
そんな時にこのミッドフットシューズが歩く手助けになり、多くの方の『歩けない不安』を解消できればと思います。

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