ミッドフットで歩く Vol.1 ~奈良・明日香村の名所巡り~

2021/10/20

古代日本の首都、今からおよそ1400年前の日本の中心はここ明日香村にありました。
かつて日本の経済の中心として栄えた飛鳥京(あすかきょう)があった地で、のどかな田園風景の中に繁栄の名残が見え隠れする、まさに古代ロマンを感じられるところです。

歴史に触れられる観光スポットや地元の人気カフェ飯など、明日香村の魅力をウォーキングしながらご紹介する企画。今回はその第一弾です。

10月9日、
金色に輝く収穫直前の稲穂を見ながら、日本の礎を築いた聖徳太子の誕生の地を横切り、岡寺駅から4㎞程東に歩いて岡寺(龍蓋寺)を訪れました。
少し小高い山を登ったところにあります。山道ですが舗装はされています。
距離で言うと600m位ですが、なかなか傾斜がキツイです・・・。
車でも行けますが道幅は車1台分程。軽自動車でいく事をオススメします。
登ったところに専用駐車場が御座います。

岡寺(龍蓋寺)


日本最初の厄除け霊場と言われている岡寺。この名前は天武天皇の息子、草壁皇子(くさかべのおうじ)が住んだ岡宮の跡に建てられたとしてその名前で呼ばれています。『岡』とはこの地域の地名です。このお寺の正式名称は『龍蓋時(りゅうがいじ)』ですが、『飛鳥の岡にある寺』として親しまれ今でも岡寺として知られているのが実情です。

岡寺は花の名所でもあります。


別名『花の寺』とも呼ばれ、四季折々の花を楽しむ事が出来ます。春には約3,000株ものシャクナゲが境内や山の斜面を美しい桃色で染め、数百株の牡丹が咲き誇ります。イベントシーズンには池や鉢にダリアを浮かべたり、花を浮かべた手水舎、『花手水(はなちょうず)』を見る事が出来るなど、工夫を凝らした演出で参拝者を迎えてくれます。加えて秋は多数のモミジが紅葉するなど、年中通して楽しめる観光スポットです。




岡寺を訪れた後にお勧めしたいカフェ


ここは岡寺へ向かう坂道にある小さなカフェ。
玄米とお野菜を使った料理がメインで、手作りドーナッツが看板メニューの様です。
朝にはモーニングもあり朝の参拝の帰りに寄ってもいいかもしれませんね。
私は玄米入りの自家製カレーを頂きましたが、添えられているお惣菜も含めてとてもやさしい味でした。
カレーもフルーティーな甘さなのか、辛いものが苦手な人でも美味しく頂く事が出来ると思います。



ココロゴハン
奈良県高市郡明日香村岡956
営業日:水~土 11:00~16:00
※朝ごはんは土曜日だけの様です。

岡寺同様、車で行く場合は大型車だと道幅がかなりキツイかもしれません。
車で行く場合は十分にお気を付けください。


実は岡寺を訪れる前に少し遠回りをしました。
その目的は『万葉文化館』を見学するためです。

エントランスではせんとくんがお出迎え。
聖徳太子スタイル?


ここはその名の通り万葉集を中心とした古代文化を学べるところで、歴史をあまり知らなくても『体感』で楽しめるミュージアムです。人形や映像、音楽等を通じて身体で感じながら楽しめるオススメのスポットです。お子様も十分に楽しめると思います。

しかも入場料は無料!
『これが本当に無料なの?』と思わせる程のスケール感です。
都心なら入場料1,000円は取ってもいいと思えるほどの満足度の高い博物館です。



岡寺を後にして南へ1㎞程歩けば石舞台地区に辿り着きます。
この付近は明日香村の観光の中心地でもあります。石室が露になっている古墳やその周辺には農村の原風景を感じられる景観が多く点在します。地区の中心地では農産物の直売所やそれを使ったレストランや売店も並んでいます。駐車場も大きいのでここを拠点としてウォーキングするのも良いと思います。

石舞台古墳
巨大な石で積み上げられた横穴式石室の国内最大級の古墳です。実はこの古墳は誰の墓であるかはいまだ解明されていません。大化の改新で滅ぼされた蘇我入鹿(そがのいるか)の祖父である蘇我馬子(そがのうまこ)の墓ではないかと言われています。
この古墳の面白い所は盛土が残っておらず石室が露呈している事です。その石室の天井の石が広く平らで、まるで舞台の様な形をしている事から『石舞台古墳』と呼ばれています。

石室内部は一般公開されており実際に石室の中に入る事が出来ます。その高さは4mを超える高さで非常に大きく、重機もない時代にこれだけ大きな石を積み上げる労力を考えると驚きを隠せません。

稲渕の棚田
日本の原風景とも言われている明日香村で最も広大な棚田が稲渕の棚田です。
緩やかな斜面に沿って作られた田畑は約300枚にもなり、奥飛鳥の文化的景観として『日本の棚田百選』、『重要文化景観』に選定されています。9月下旬には彼岸花(ひがんばな)が咲き誇り、棚田のブランド米の販売イベントなど行っております。

地域的に大きな駐車場がないので(数台止める駐車スペースはあります)、石舞台古墳付近に車を止めて歩いていく事をお勧めします。往復しても3㎞程の距離なので遠すぎる距離ではありません。私的にも車で走り去るより、歩いてゆっくりとした時間の流れを感じるのが飛鳥地区を楽しむ醍醐味だと思っています。



ウォーキング行程
近鉄岡寺駅→聖徳太子誕生の石碑→飛鳥歴史公園甘樫丘→万葉文化館→岡寺(龍蓋寺)→石舞台古墳→稲渕棚田→近鉄飛鳥駅

約21㎞ 18,790歩
2021年10月9日

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