ミッドフット着地って実は凄い!

2020/09/10



みなさんこんにちは。

このシューズブランドの名前でもあるMIDFOOT。
名前の由来は近年ランナー達でも注目されるミッドフット走法から付けています。
ではこの『ミッドフット』にはどういう意味が込められているのか?
今回はその内容に触れてみたいと思います。

まずランニングについてですが主に3つの走り方があります。

ヒールストライク走法(かかと着地)
最も一般的でかかとから着地し、つま先で蹴り出す走り方。
かかと着地は普段の靴で歩く時と同じ動作のため自然に取り入れやすい。
しかし着地の時に進行方向とは逆の力(ブレーキング)が働き、蹴り出し時に余計な力を必要とします。

ミッドフット走法(足裏着地)
足裏全体をフラットで着地させる走り方です。
かかと着地によるブレーキング効果が無くエネルギーロスを抑えることが出来ます。
この着地は裸足や草履だと自然にできますが、シューズを履いて走る場合はその着地法を一から身につける必要があります。

フォアフット走法(つま先着地)
海外ランナーやトップランナーに多くみられる走り方です。
前足部で着地しアキレス腱やふくらはぎを活用します。スピードが出やすいのが特徴ですが筋肉の負担も大きく長時間のランニングには不向きです。
慣れないと怪我の原因にもなります。

このように走法によってそれぞれのメリット、デメリットがある中、“身体への負担”という観点で考えるとミッドフットによる着地が最も足に負担をかけない着地です。歩行に於いても同じことが言え、どこで着地するかによって足への負担が大きく変わってきます。

ミッドフット着地で歩くメリットとは?


では具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?
わかりやすく何点かに分けて説明します。

⒈着地衝撃の負担が軽減される。
歩行時の着地衝撃は体重の約1.2倍、ランニングは約2~3倍の衝撃がかかるといわれています。ヒールストライクの場合は踵一点で受けるため、ふくらはぎや膝周辺に負担が集中します。しかしミッドフット着地は足裏全体を優先して行われるので、衝撃負担がお尻の筋肉(=殿筋群)やハムストリングに分散され足へのダメージが軽減されます。

⒉エネルギーロスが少ない歩行が可能
先に説明しましたがミッドフット着地は着地時のブレーキング効果が少ないのが特徴です。その結果、着地による反力を推進力に活かす事が出来るので少ない力で前へ進むことが可能です。

⒊大きな筋肉を使うので疲れにくい。
ヒールストライクは主にふくらはぎを主に活用する事になりますが、ミッドフット着地の場合はお尻の筋肉(=殿筋群)を主に活用する事になります。この筋肉の違いは大きさです。大きい筋肉を活用する事で持久力を活かした歩行が可能です。

実は昔からミッドフット着地は根付いていた?


かかと着地が根付いたのは靴を履く文化が始まった頃だと考えられています。まだ靴を履いていない時代は何を履いていたでしょうか?歴史や昔話でもよく目にしているとは思いますが、草履や下駄がその当時の履物ですよね。

一般的な靴の底には『ヒール』というパーツがあるので、履いて歩くと自ずと踵から着地します。
でも草履や下駄はどうでしょうか?
見ると一目瞭然ですが、ヒールという物が付いていないのです。下駄に関しては真ん中に歯があるだけです。その場合は足をフラットの状態(足裏着地)で着地せざるを得なくなります。また裸足やサンダルで歩く事をイメージして見ってください。おそらく踵からドンドンと着地して歩く人はほとんどいないのではないでしょうか?

このように現代は靴中心での生活が馴染んでしまっている為、踵から着地する事は当たり前となっています。靴文化が中心になり草履や下駄の文化が無くなっている今、その歩き方の機会が少なくなっているのは仕方がないかもしれません。私は靴文化の歩き方を否定はしていません。今の時代の生活環境では当たり前で必要あり、私自身も全てを切り替える事は出来ないからです。

でも一度立ち戻って考えてみるのも良いのかもしれません。

先人達の歩き方、そして人の身体の構造、仕組み・・・。
そこには何か理由があって成り立っているのではないでしょうか?

人本来の歩き方はきっと私たちに大きなメリットを与えてくれると私は思っています。

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